サーバのバックアップと復元を行う
「
Time Machine
」を使用すると、サーバファイルを自動的にバックアップできます。これは、包括的
なシステムのバックアップソリューションです。これを実行すると、システム上のすべてのファイルの完
全なバックアップを、ローカルで接続した外部ハード・ドライブ、使用可能な内蔵ハード・ドライブ、ま
たはリモート・ネットワーク・ファイル・システムに作成できます。また、時間の経過と共に発生するファ
イルの作成、アップデート、削除も管理します。「
Time Machine
」がバックアップした変更や、作成
したファイルシステムの履歴は、日付を指定して参照することができます。時間に基づく直観的で視覚
的なブラウザを使用して、過去のバックアップを検索し、バックアップされたあらゆるファイルを見つけ
て復元できます。
バックアップから除外するフォルダやディスクのリストを設定できます。「
Time Machine
」により、「
/
tmp/
」、「
/
ライブラリ
/Logs/
」、「
/
ライブラリ
/Caches/
」、「
/
ユーザ
/
<ユーザ名>
/
ライブラリ
/
Caches/
」にある一時ファイルとキャッシュファイルは自動的に除外されます。
「
Time Machine
」では、基本的なサービスであるファイル共有、アドレスブック、
iCal
、
iChat
、メール、
Web
、
Wiki
、
VPN
、および
Open Directory
のデータと設定が自動的にバックアップされます。「
Time
Machine
」を使用すると、ほかのサービスの設定の一部も自動的にバックアップされますが、「サーバ
管理」またはコマンドラインツールで変更した設定は完全に復元できない場合があります。
サーバ上の「システム環境設定」の「
Time Machine
」パネルでバックアップオプションを設定し、
「
Time
Machine
」アプリケーションを使用してファイルを復元します。「インストーラ」を使用して、システム
を以前の状態に復元することもできます。「
Time Machine
」によるバックアップと復元、または「イ
ンストーラ」によるサーバシステムの復元について詳しくは、「システム環境設定」を開いて「ヘルプ」
メニューを参照してください。
77
第
5
章
サーバを管理する
サーバ上でのユーザのコンピュータのバックアップについて詳しくは、
162
ページの「ユーザのバックアッ
プの保管場所を管理する」を参照してください。
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